能楽師シテ方観世流。緑泉会会主。重要無形文化財(能楽総合)指定保持者。(社)日本能楽会、公益社団法人能楽協会会員。二松学舎大学文学部特任教授。一橋大学社会学部講師。大学在学中に一橋観世会に所属し、女流能楽師の開祖、津村紀三子に師事。1969 年観世流師範。74 年に緑泉会会主。91 年重要無形文化財保持者に認定される。79 年より小金井薪能を企画制作。新作能、創作活動、海外公演も多く、アレッシオ・シルベストリン、森山開次などのダンサーとも共作、共演している。2010 年度文化庁文化交流使としてロシア、ハンガリーで指導交流を行う。著作に「能狂言図典」「能がわかる100 のキーワード」。また「舞幻(BUGEN)」を出版。その他、写真集「能」(PIEBOOKS)等に多数掲載される。過去5 年間の活動記録の映画「躍る旅人・能楽師津村禮次郎の肖像」(三宅流制作監督)が公開される(2015.6.27)

[緑泉会]http://www.ryokusenkai.net/index.html


能楽師、観世流シテ方。昭和45 年(1970 年)、三世・観世喜之の長男として東京に生まれる。
2 歳半にて初舞台。(「のうのう能」「喜正の会」を主宰し、能楽「神遊」同人として多くの公演を手掛ける。)
本拠地の東京神楽坂の矢来能楽堂を中心に、全国各地での公演に多数出演する他、普及活動や講演も多く行なう。
また謡曲のCD 化、能公演のDVD 作成など能楽教材のソフト化にも積極的に取り組み、全国にまたがる観世九皐会において、能の普及事業・謡曲指導に務める。
慶應義塾大学法学部卒。公益社団法人観世九皐会理事。公益社団法人能楽協会理事。法政大学大学院、皇學館大学文学部非常勤講師。NHK 邦楽技能者育成会元講師。シンガポールITI 講師を勤める。
著書「演目別に見る能装束Ⅱ」(淡交社)、DVD「スピカろうそく能」(日本伝統文化振興財団)ほかの主演・作成・監修
重要無形文化財(総合認定)保持者


1966 年生。祖父・故六世野村万蔵及び父・野村万作に師事。重要無形文化財総合指定者。3 歳で初舞台。東京芸術大学音楽学部卒業。「狂言ござる乃座」主宰。
国内外で多数の狂言・能公演に参加、普及に貢献する一方、現代劇や映画・テレビドラマの主演、古典の技法を駆使した舞台作品の演出、NHK『にほんごであそぼ』への出演など幅広く活動。芸術祭新人賞・優秀賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞等受賞多数。18 年毎日芸術賞千田是也賞受賞。世田谷パブリックシアター芸術監督。


下掛宝生流ワキ方。一九七五(昭和五十)年生。野口敦弘の長男。故・宝生閑(人間国宝)及び父に師事。東京芸術大学音楽学部卒。能楽協会会員。


武田志房次男。1977 年10 月19 日生まれ。父及び、二十六世宗家・観世清和、人間国宝・野村四郎に師事。3 歳にて初舞台を踏み、これまで延べ百番程のシテ(主役)を勤め、多くの大曲に異例の若さで挑み続けている。海外公演多数。人々を魅了する事で「花を掴む(感じる)心」を拡げ続ける、魂の能楽師。「七拾七年会」「文の会」主宰。


1949 年生。野村万作に師事。重要無形文化財総合指定者。すでに数多くの優れた舞台歴を持つ野村家の重要な演者。
大曲の『三番叟』『釣狐』『花子』をすでに初演。国内外で狂言・能公演に多数参加、普及に貢献している。「雙ノ会」で芸術祭大賞、個人で観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。大胆かつ緻密な演技で、古典はもとより『国盗人』など新しい試みの舞台でも存在感を見せる。普及公演での的確な解説にも定評がある。学習院大学非常勤講師。


1999 年生。野村萬斎の長男。祖父・野村万作及び父に師事。3 歳の時に『靱猿』で初舞台後、『伊呂波』『痺』『金津地蔵』『井杭』『重喜』『魚説法』のシテ、『蝸牛』太郎冠者、『二人袴』聟などを勤め、修業を続け、2017 年『三番叟』を披く。


1999 年ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロ・スカラーシップ賞受賞後、渡欧。イリ・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアター1に初の日本人男性として入団。退団後も、シルヴィ・ギエム「6000 Miles Away」、Noism1、スウェーデン王立バレエ団等に客演。『Study for Self/portrait』、『光のヴァイブレーション』等の創作活動をはじめ、ソロ、即興、他ジャンルのアーティストとの共演、ミュージカルやオペラなどの振付を担当するなど国内外で幅広く活躍。
近年は、渡辺レイ、湯浅永麻らとのコンテンポラリーダンスプロジェクトOpto(オプト)を主宰するほか、フィギュアスケート日本代表選手の表現指導や新国立劇場バレエ研修所講師など多岐にわたり精力的に活動している。


国立音楽大学及び同大学院修了。文化庁在外派遣等により渡伊。イタリア声楽コンコルソミラノ大賞(第1 位)、芸術選奨文部大臣賞新人賞、五島記念文化賞オペラ新人賞、ジロー・オペラ新人賞及びオペラ賞、出光音楽賞、エクソンモービル音楽賞本賞、等受賞多数。14 年には「ドン・カルロ」の優れた演唱等により“第65 回芸術選奨文部科学大臣賞”を受賞。
二期会「ラ・ボエーム」での鮮烈デビュー以来、輝かしい声、英雄的かつノーブルな存在感で観客を魅了している。オーケストラのソリストとしても、ウィーン・フィルを始め、様々なオーケストラと共演。小澤征爾やズビン・メータ等、国際的指揮者からの信頼も厚い。今年10 月、札幌文化芸術劇場hitaru 柿落とし公演、神奈川県民ホール、兵庫県立芸術文化センターにおいて、ヴェルディのオペラ「アイーダ」に出演する。
国立音楽大学教授。東京芸術大学非常勤講師。二期会会員。


アメリカ合衆国ワシントン州シアトル生まれ。5 歳からバレエを始め、畑佐俊明に師事。橘バレエ学校、牧阿佐美バレエ団出身。14 歳でキューピット役に抜擢され一躍注目を浴びる。18 歳で主役デビュー以後、主役を務める。新国立劇場バレエ団設立と同時に移籍。柿落としより主役を務める。クラシック・バレエを中心に活動しているがコンテンポラリーやミュージカルにも積極的に挑戦する。現在、新国立劇場バレエ団名誉ダンサー。2008 年芸術選奨文部科学大臣賞受賞。


幼少の頃よりクラシックバレエを始める。新国立劇場バレエ研修所にて研鑽を積んだのち2010 年、新国立劇場バレエ団に入団。2014 年 ファーストアーティスト昇格。古典作品のレパートリーに出演しながら、コンテンポラリー作品では、ソリストとして抜擢されデュオやソロなどの重要なパートを踊る。新国立劇場の振付家育成公演では、多数振付を発表している。また、2015 年には新国立劇場バレエ研修所にも振付を提供する。2016 年 オン☆ステージ新聞 年間若手振付家ベスト1 に選出される。2017 年新国立劇場バレエ団を退団後、NBA バレエ団「海賊(世界初演)」に振付助手として参加し、ほぼ全ての重要なシーンを振り付け、好評を得る。


3 歳よりクラシックバレエを始める。
2004 年ローザンヌ国際バレエコンクール・セミファイナリスト。
2014 年より新潟りゅーとぴあ専属舞踊団 Noism1 に所属。
退団後フリーランスとして活動。
コンテンポラリーダンス作品「DOJYOJI+」にてシテ方観世流能楽師・津村禮次郎と共演。
創作ダンス「THE KUMANO」に出演。