観世流緑泉会代表会主。重要無形文化財能楽総合認定保持者。(社)日本能楽会、(社)能楽協会会員。二松学舎大学文学部特任教授。
1942年生まれ。一橋大学卒業。在学中に津村紀三子、その後先代観世善之に師事。1974年津村紀三子死去により緑泉会を継承。1979年小金井薪能設立以来継続公演。
定例公演の他、創作能(かぐや姫、オセロー、仲麻呂など)、海外公演(イギリス、スペイン、シンガポール他多数)や他ジャンルとの共演などを積極的に行う。2003年「一石仙人(アインシュタイン)」(多田富雄作)を初演。2005年アンデルセン作「ある母親の物語」イプセン作「人形の家」から「2人のノーラ」主演、北欧公演を行う。今年もヨーロッパ、アジア各国に招聘される。
1931(昭和6)年生。重要無形文化財各個認定保持者(人間国宝)。祖父・故初世野村萬斎及び父・故六世野村万蔵に師事。3歳で初舞台。早稲田大学文学部卒業。国内外で狂言の普及に貢献。古典はもとより新しい試みにもしばしば取り組む。日本芸術院賞、芸術祭大賞、紀伊国屋演劇賞、紫綬褒章、坪内逍遥大賞、法政大学観世寿夫賞、朝日賞、長谷川伸賞ほか多くの受賞歴を持つ。12年には旭日小綬章を受章。著書に「太郎冠者を生きる」(白水社uブックス)、「狂言三人三様野村万作の巻」(岩波書店)など。2011年より練馬文化センター名誉館長。
3歳からバレエを始める。1999年ローザンヌ国際コンクールのプロフェッショナルスカラーシップ賞受賞をきっかけに渡欧。モナコ公国モンテカルロバレエ団、NDT2(ネザーランド・ダンスシアター 2)を経て、日本人男性として初めてメインカンパニーのNDT1に入団する。イリ・キリアン、マッツ・エック、オハッド・ナハリン、クリスタル・パイトなどヨーロッパのダンス界をリードする振付家の作品を数多く踊る。イリ・キリアン、マッツ・エック、オハッド・ナハリン、クリスタル・パイトなどヨーロッパのダンス界をリードする振付家の作品を数多く踊る。2009年にはNDT創立50周年記念公演にてキリアン作品「M .A Nimoires d'Oubliettes」を初演。キリアンスタイルの境地にいるダンサーと高い評価を得る。2010年イリ・キリアンの退団と共にネザーランド・ダンス・シアターを退団。現在はシルヴィ・ギエム「6000 Miles Away」、出雲大社平成の大遷宮奉祝奉納公演、NHKバレエの饗宴2012、アントワープロイヤルバレエ学校委託作品、Noism2委託作品など、ダンサー、振付家として国内外で活動
1998年FIFAワールドカップフランス大会閉会式での大太鼓演奏などをはじめとした国際的な舞台でも活躍する和太鼓奏者。
和太鼓奏者として史上初の「文化庁」芸術祭新人賞受賞。
近年は能やダンスなど他分野との共演も積極的に行い、「日本の古代神話」を基に、聖なるパワーに溢れる独自の精神的な舞台創作に従事する。
個人所有としては世界最大級の大太鼓「不二」を所有。2011年より東日本大震災被災地での無料公演「不二プロジェクト」(津村禮次郎氏共演)を実施し、2014年4月12日に第3回目の公演を福島県相馬市にて開催した。
幼少時よりバイオリニスト故江藤俊哉門下のため、小金井に通う。華道家の前野博紀氏の復興プロジェクト等で、熊野本宮大社等、津村氏とは度々共演を続けている。7月にはベルリンフィルメンバーとのアルバムをリリース、9月には東儀秀樹との全国ツアーを予定している。